【呉市】夕暮の『アレイからすこじま』は、地元の人にも一度は訪れて欲しいステキな場所です。

 地元の人はなかなか訪れない所ですが、広島で潜水艦が観られるスポットとして有名な『アレイからすこじま』は、昭和60年から呉市が公園として整備しています。戦前は海軍工廠本部兵器製造所の岸壁で、明治28年に300mにわたり花崗岩を切石積（正方形や長方形に切り出した石を積んで作った壁）方式で作られ、今でも当時のままの状態で残されています。波の浸食に耐えられるよう巧みに加工された石階段や、切石に繋ぎ止め金具が打たれた平らな桟橋など、当時の高い土木技術も一見の価値があります。

「アレイ」は英語で路地を意味し、「からすこじま」は昔呉浦にあった「烏小島」が名前の由来になっているそうです。ちなみに烏小島は当時周囲40m程の小島で大正時代に魚雷発射訓練場として用いるため埋立てられて消滅しているそうです。

付近には、『魚雷積載用クレーン』や『係船柱』など旧海軍が用いたモニュメントして置かれています。「アレイ」の名の通り、護岸沿いに整備された細長い公園で海上自衛隊の船を観ながら歴史を感じられる場所で、ベストショットを狙ってみては？

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