【呉市】京筆の流れを汲む瀬戸内の名筆『川尻筆』、最高品質を生み出す秘技は熟練の難技!

川尻筆筆というと”熊野筆”が思い浮かびますが、呉市川尻町で作られている書道用を主とする川尻筆が古くから高級筆として日本全国に広くその名を馳せているのはご存じですか?広島県熊野筆、愛知県豊橋筆、奈良県奈良筆とともに日本四大産地の一つで、最近では画筆や化粧筆も作られています。

川尻筆1
江戸時代末期に川尻の筆商・菊谷三蔵が兵庫県有馬で筆を仕入れ、寺子屋などに持ち込み販売を始めたもので、村人に農閑期を利用しての筆づくりが儲かると勧め、筆の製造を始めたのが始まりと言われています。
川尻筆の特徴は、「練り混ぜ」という毛混ぜの高度な手法を用いる作り方にあり、工程の最初から最後までを分業せず1人の職人が担い、1本ずつ手作りされています。そのしなやかな切っ先は書道家や日本画家の緻密な要求にも十二分に応え、多くの専門家の方々に愛用されています。

川尻筆2
筆の製造工程を丸ごと学べる『川尻筆つくり資料館』は、川尻の筆と筆づくりのために使用される道具や材料が多く展示してあり、また、製造された筆製品や、村上三島、手島右卿、青山杉雨など現代書家の作品も多数展示してあります。

川尻筆つくり資料館はこちら↓

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